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ヨッコラショまでの30分。

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やりたいことがある。
でもやれない。やりたくない。カラダが動かない。
という時が、よくあります。

これなんでなんだろう?と考えてみると、怖がってるんじゃないか?と思うんです。

例えば、最近始めた文章を書くことや絵を描くこと。

やりたい・・・の向こう側には「どうせ上手くできないしなぁ」という怖さや諦めなどがパッケージされて「面倒くさい」という括りになっているような気がします。

ではなんで上手くやらなきゃいけないの?と考えた時に、人からの評価ではなく自分への喪失感や自己嫌悪感を予感してしまうから。
ショックを受けたくないんでしょうね。ここでもやはり恐怖へと戻ってきてしまいました。

それを避けるかのように、逃げるかのように布団で横になってボンヤリしたり、イタズラに不安を膨張させたりして更に自分を苦しめてしまう悪いクセがあります。

今ここで、ヨッコラショと立ち上がって行動に移せば、そこには違う時間が動き出すというのに。

どっちの方がお得だろうか?と考えます。誰しもお得には弱いですもんね。
もちろん、ヨッコラショと立ち上がって違う時間が流れ出す方がお得ですよね。

そんなわけで僕は今ヨッコラショと立ち上がって、絵を描き始めようと思います。

仕事の予定が詰まってくると、セットで鬱も連れてくるから、大変厄介です。
窮屈さを感じると、途端に全てがどうでもよくなってしまいます。
窮屈さは焦燥感という相棒を伴ってくるので、実にタチが悪い。
そして「最後に一つよろしいでしょうか?」と、なかなか帰ってくれない。右京さんからは逃げられない(笑)

そんなわけで僕は今ヨッコラショと立ち上がって絵を描き始めようと思います。
つまりまだ横になって、スマホでこの文章を書いているわけです。

それにしてもあれですね。
頭の中でグルグルと考えていると、面白いように闇へと堕ちていきますが、こうして駄文といえども文章を書いてアウトプット、いや、アウトプットという言葉は嫌いなので使うのをやめましょう。

アウトプットではなく、排泄行為です。
排泄行為と捉えると、承認欲求や自己実現といった言葉が的外れなのが実感できます。
排泄行為に承認欲求や評価、ましてや自己実現は関係ありません。生理現象ですもんね。

入れたら出す。当たり前ですよね。
これを怠るとカラダを壊してしまいますので。

なのでアウトプットではなく、排泄行為という言葉を使います。

なんででしょうね。アウトプットやらインプットやらソリューションやらエビデンスやらソースやら、そういったカタカナコトバは市民権を得やすい気がしませんか?浸透しやすいんでしょうかね?
きっと「やってる感」を演出しやすいんでしょうね。

そしていよいよ僕は今、まさに今、ついに布団から出てヨッコラショと立ち上がって絵を描きだそうとしています。
これ、スポーツ番組の実況中継なら大声を張って興奮するシーンです。
いや、小さな吐息を吐いて「ア、アメージング」と背中を背もたれに預けて脱力するパターンかもしれません。

僕はこれから違う時間が動き始めるわけです。
ここまで書いて、ようやく自分を納得させることができます。

これが毎日です(笑)ヨッコラショまでが長い。クルクル時計が回り続けて一向に起動する気配のない一昔前のパソコンを思い出させます。

ヨッコラショ。

ヨッコラショまで約30分。

そしてここから大事になるのが、上手くやろうとしないこと。そして楽しむことです。真剣になりすぎないこと。気負わないこと。期待しないこと。

さぁ、いざ鉛筆画を描こう!!

鉛筆画

ダーメーじゃ〜ん。やっぱダメじゃ〜ん。
うーん。やめましょ、ダメ出しするのは。下手で当たり前なので。

頭の中では完璧に表現できてるのに反映されないですね。歯がゆいのは唇だけではないのですね。

鉛筆画2

なんだか頭にきたので、木を生やしてみました。
足のあたりのモヤモヤしたところは、何なんでしょう?

これはですね、彼が抱いている怒りや悲しみ、絶望感や袋小路感がダダ漏れしちゃってるんですね。
負の感情というのは、こうして下半身から漏れ出して地面をつたって、人へと伝染していくのです(そうなの?)。
完全に後付けですが、そういうことにしておきましょう。

鉛筆画3

ちょっと寄ってトリミングしてみました。あれ?良くなってきた??という錯覚を覚えますよね。

ここまでグチャグチャにして学べることは、怖がっているのは最初だけということ(笑)

投げやりになったらなったで、面白い世界が広がっていきました。

こうして絵を描いて適当に解説していくという遊び(文章)も楽しいかもしれませんね。これも一つの気づきであり、布団の中からは見えなかったもう一つの世界です。

そして今の僕はスッキリしています。
ある意味快便です。

ではまた。

chisato
休日は自転車散歩をしながら寺社巡りや「野良ドラマ」探しをしています。
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