ほぼ毎朝、同じ電車になる小学生の男の子がいます。
電車に乗るまでの彼はノートを開いてニコニコしてるんです。
その彼のノートには何が書かれているのか?そこには自作の漫画が描かれているんです。
じっくり見たことはないですが、実に小学生らしい躍動感溢れる自由な絵が踊っているように見えました。
そしてそれを見る彼がニコニコととても楽しそうなんです。
彼の周りには黒ずんだ険しい顔をした大人たちに囲まれていることもあり、彼の輝きは異彩を放っています。
なぜ誰も彼を気にしないのでしょうか。
僕は彼が気になって気になって仕方ありません。
それくらい楽しそうな彼。
この彼にとても大切なことを学べる気がします。
人からの評価なんて気にせず、自分を楽しませてあげること。
これはとても難しく、忘れてしまいがちなことなのだけれど、とても大切なことだなぁ〜と、彼を見てると思い出すのです。
まずは自分を楽しませてあげる。
あの頃の自分を取り戻す。
自身の小学生時代を思い出します。
当時はキャプテン翼やキン肉マンがブームで、当時の子供たちはそのキャラクターを模写して遊んでいました。
そして子供たちは自作の漫画を描き始めます。自然な流れですよね。
もちろん僕もその一人でした。
あの楽しい時間ったら、もう。
それはそれは夢中になって描いてました。
忘れちゃいねぇか?
毎朝会う小学生の彼にかつての小学生の頃の自分が重なってみえるようです。
うん。忘れていたよ。
思い出させてくれてありがとう。名も知らぬ小学生の君。
君のおかげでとても大切なことを思い出すことができました。
そんな記憶を思い出しながら、描いた絵がコチラ!
小学生の話をしてるのに、描いた絵はご高齢の警備員さん。
働いている人を描くのが、ひょっとしたら好きなのかも。
そんなことも思ったお絵描きタイムでした。
ではまた。