のんびり散歩してると、
不思議なことがよく起こります。

それは、普段から悶々と頭の片隅に鎮座している悩みだったり、
ドッシリとアリーナ席に陣取っている課題たち・・・。

テクテク歩いていると、
これらが意図せずスルリと
解決の糸口だったり方向性と
出会えることがあります。

今日がそんな日でした。
文教堂GHDの株を買ったので、
文教堂下総中山店に行く前に、
下総中山を散歩しているとき。

突然思ったんです。
「なんだよ!自分が思い描く理想的な生き方は、大好きな歌の中にあったじゃんよ!!」と。

その歌は仕事の合間にも歌うし、
ギターでも歌うし、
カラオケでも必ず歌ってきた。
もちろん鼻歌ランキングでも
常に上位入賞するあの曲。
それが河島英五さんの
「時代遅れ」という名曲です。
もう何万回歌ったかも
わからないくらい歌ってきました。

最近ぼんやりと「どんな人生後半戦を生きたいかな?」と考える時間が増えてきました。
無理して騒ぎたくないなぁ。
自分を装いたくないなぁ。
ありがとうの声が届く狭い範囲内で
仕事したいよなぁ。
静かに地味で生きたいよなぁ。
目立たないようにさ。
ん?あれ?
目立たぬように
はしゃがぬように
似合わぬことは無理をせず
人の心を見つめつづける
時代遅れの男になりたい
ちょ、ちょっと待てよ?
に、二番は?
二番のサビは?
えーっと・・・
ねたまぬように
あせらぬように
飾った世界に流されず
好きな誰かを思いつづける
時代遅れの男になりたい
つ、詰まってた・・・。
凝縮されてた・・・。
思い描く姿がこの歌の中にあった。

過剰なまでに騒がしいこの時代。
嫌気がさしまくってるここ最近。

静かに目立たず細々と。
自分に優しく。
人にも優しく。
ただただ静かに・・・。
心静かな時間を増やしていく。
そんな人生を目指したい。

なんと!理想とする生き方は
昔の歌が教えてくれていたのです。
「時代遅れ」という古い歌に
求める新しい自身の姿がありました。
今まで何を歌っていたんだ・・・。
そう愕然としたけれど、
それも違うような気がします。
自分にとっての大切なことが
変わってきたのかもしれません。
余計な毒素が抜けてきたのかもしれません。
子供たちが巣立ったことで、
真剣に自分と向き合い始めたのかもしれません。
目立たぬように
はしゃがぬように
似合わぬことは無理をせず
人の心を見つめつづける
時代遅れの男になりたい
時代遅れどころか、
狂ったように騒がしい今の時代に
ピッタリ合う生き方じゃないか。
むしろ最先端!!
そんな大発見をしてしまった散歩をしていると、今日の目的地である文教堂へ到着。

世の中では「本屋さんは時代遅れ」なんて声も聞こえてきます。
ネットで頼めば明日には届くし、
スマホやタブレット1台で何万冊も持ち歩ける。
確かに効率を考えれば、
本屋という存在は不器用で、
時代に逆行しているのかもしれません。
でも、今の僕には、
その「時代遅れ」が
たまらなく愛おしく、
そして頼もしく見えました。
目立たぬように、
はしゃがぬように、
ただ静かに本を並べて、
誰かの心に届く一冊を
待ち続けている優しい場所。
それが本屋さん。

まさに、私が目指したいと願った「時代遅れ」の姿そのものが、
そこにありました。
効率やスピードに追い立てられる
世界だからこそ、
僕はこの「時代遅れ」な場所を、
自分の居場所として守り、
応援していきたい。

たかだか1万円の株主に過ぎないけれど、
この看板を見上げる僕の心は、
静かに高鳴っていました。
今日の散歩中に考えていたことは
概ねそんなことでした。
