頭皮、肩、首など、
凝りをほぐす毎日。
そして、今週の育毛読書で
新たに凝りをほぐす対象が
あることに気が付きました。
それは、価値観!

本書を読み「価値観をほぐす必要性」を学びました。
本書は、元自衛隊メンタル教官の著者が「そこそこ幸せシニア」を目指すために必要な、柔軟な心で新たな生き方を見つける方法を実践的に解説しています。
なぜ価値観をほぐすのか?
それは、人生後半戦を生きやすく、ダメージを引きづりにくくするためです。
つまり、人生後半戦用に価値観をアップデートするイメージです。
価値観というのは、今まで経験した成功や楽しさや失敗や反省や挫折などで構成されていますよね。
凝り固まっている。とも言えなくもありません。
だからこそ、ちょっと立ち止まって価値観を再構築してみようよ。ということです。
その「価値観ほぐし」は、まだ体力がある50代がオススメと著者は述べています。
50代は多くの人にとって、ターニングポイントとなる時期ではないでしょうか?
定年の背中が見えてきた。とか、子ども達が巣立っていった。とか。
人それぞれターニングポイントを迎えているのではないでしょうか?
私自身、ここ数年で価値観がガラリと変わった印象があります。
例えば、こんな感じです。
[before価値観]
・稼ぐだけ稼いで仕事をやめる
・好きなことで生きていく
[Now価値観]
・生涯現役で働きたい・
好きより役に立っていたい
などです。
どした?
30兆個の細胞が入れ替わったか?
という感じですね笑
[before]の価値観だと、莫大なエネルギーを消耗するんですよね。
これはもう経験済みでして、その一端をこちらの記事にも書いています。

エネルギーの消耗というのは、
不安や怒り、焦りといったネガティブな感情による
エネルギーの無駄な消耗を指しています。
一方で[Now]は、「老後のお金問題」からは
少し距離を取ることができる。
それは生涯現役で働くからこそ、
この問題からは距離を取ることができる。そう考えています。
これだけで、かなりエネルギーの省エネに貢献しているわけです。
つまり「お得でラク」と判断しました。
「ラク」というのは、エネルギー効率の視点での話です。
完全にNew価値観にアップデートできたか?というと、そんな簡単な話でもありません。
著者も、このように述べています。
あなたの今ある価値観も、子どもの頃からそれこそ1万時間以上かけて培い、あなたを支えてきたものです。それを揺さぶり、ほぐすには繰り返しの練習が必要になります。
そう。「感謝思考」同様、
価値観のアップデートも繰り返し練習が必要なわけですね。
その練習(アップデート)のためにも、今後も無理なく育毛読書は続けていきたいと思います。
そして著者は「自分の過去を否定せず、バランスの修正と考えるといい」とも述べています。
50代は「そこそこ目標」を掲げる
これはとても大切なことだと感じました。
というのも、目標設定をしている時は、ついつい無理な目標やタスクを設定しがち。
で、予定通りに進まなくて挫折して自己嫌悪。
このパターンで今まで何度となく挫折してきました。
目標設定のサイズ感を読めていないんですね笑
だからこそ「そこそこ目標」が大切になってくるわけです。
人は自分を発奮させるために、無意識のうちに「高めの目標」を設定しがち。
今の自分に合った、無理のない、達成可能な「そこそこ目標」を設定することが大切。
目標設定(もしくは軌道修正)するにあたり、OODAループという思考法が紹介されていました。
【OODA(ウーダ)ループ思考法】
①観察(Observe)
自分の状況や環境などをできるだけ客観的に、冷静に情報収集する
②仮説構築(Orient)経験や蓄積してきたものと、①観察で集めたデータを統合して分析し、仮説を導く
③意思決定(Decide)
実行に向けて何をするのかを考え、決定する
④実行(Act)
行動に移し、結果に一喜一憂せずに結果という材料をもとにまた①観察を回していく。
ポイントとしては、
・変化する現状をよく観察し柔軟に修正していくこと
・特に自分自身の変化を考察に入れること。
です。
そして著者は、このように述べています。
自分サイズの目標をクリアすることで自信を削らず維持していくことを私は「勝ち目のある戦場探し」と呼んでいます。
[まとめ]50代は「そこそこ」再構築する年代
私自身、今年2025年末で初めて50歳を迎えます(当たり前)。
やはり、それなりに不安もあるわけです。
本書では「老後」と表現していますが、フリーランスの私にとって、老後はありません。
子ども達は、とっくに巣立っているので、定義によっては「老後ド真ん中」と言ってもいいかもしれません。
本書を読んだことで、価値観のアップデートはやはり避けては通れぬ大切なことなのだな、と改めて思うことができました。
多くのカウンセリングをしてきた経験のある元自衛隊メンタル教官の説く本書の内容は、説得力もあり背中を強く優しく押してくれる言葉ばかりでした。
著者は、「人生のターニングポイントの時期であり、自らの枠組みを外しながら新たな歩み方を模索する時期が50代」と述べていましたが、その通りかもしれません。
時間をかけながら、ゆっくりと凝り固まった価値観をほぐし、
新たな目標を設定し直して、「そこそこ幸せなシニア」を目指していければと思います。

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